東京都内で3月5日、外務省が主催する第17回日本国際漫画賞の授賞式が行われ、最優秀賞に輝いた台湾人漫画家、簡嘉誠さんが出席して上川陽子外相から賞状を受け取りました。簡さんは、台湾の漫画がより発展していくことを望んでいると語りました。 同賞には世界82カ国・地域から587作品が寄せられました ...もっと
1624年は台湾が世界の表舞台に出た起点となる年でした。その重要な年を振り返るため、文化部(文化省)は屋外で行う歌仔戯(台湾オペラ)の大作「1624」を企画。2024年2月24、25日に台南で盛大に上演されました。2024年は台南400周年の年にも当たります。「1624」では、孫翠鳳さんや唐美雲さん ...もっと
第32回台北国際ブックフェア(台北国際書展)は初日の2月20日、開幕式が行われました。開幕式には、蔡英文総統や文化部(文化省)の李静慧政務次長(副大臣)、台北書展基金会の呉韻儀董事長(理事長)、オランダ在台弁事処のGuido Tielman代表(オランダ大使に相当)、さらには各国の駐台湾大使、台湾内 ...もっと
国立歴史博物館(史博館)の改修工事が完了し、2月21日に再開館しました。2月7日には看板除幕式が行われ、王長華館長や史哲文化部長(文化相)、改修に携わった専門家らが出席しました。 「ここは歴史博物館であるだけでなく、博物館自体が台湾の歴史を表している」。史部長はそう述べ、国立歴史博物館は、 ...もっと
文化部(文化省)は2月17日、「第9回民俗審議会」を開き、全会一致で「北港進香」の重要民俗(日本の重要無形民俗文化財に相当)指定を決定し、「財団法人北港朝天宮」を保存団体として認定しました。今後、「文化資産保存法」に基づき、正式に発表されます。これにより、「北港進香」は23番目の重要民俗となり、北港 ...もっと
日本統治時代生まれの作家、呂赫若の手稿「呂赫若日記」が修復を終え、南部・台南市の国立台湾文学館で展示されています。日記は長年にわたって保管していた遺族から2020年に同館に寄贈されました。呂が文学・芸術の分野で最も盛んに活動した1942~44年の3年間の生活や交友、創作などが日本語で詳しく記されてい ...もっと
国立台湾歴史博物館で2月2日に開幕セレモニーが行われた国際特別展「跨ぐ・1624:世界の島台湾」は、2年以上前から企画・準備が進められてきました。同特別展では、日本やオランダをはじめとする内外の20カ所近い代表的な機関から百点余りの収蔵品が集結し、400年にわたる東アジア貿易の隆盛を再現しています。 ...もっと
米映画芸術科学アカデミーが現地時間1月23日、アカデミー賞のノミネート作品を発表しました。S・レオ・チャン(江松長)監督の「金門(Island in Between)」が、短編ドキュメンタリー賞のノミネート5作品の一つに選出され、アカデミー賞受賞が期待されます。受賞作品は3月10日の授賞式で発表され ...もっと
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと誠品生活が共催し、中華文化総会のカルチャー雑誌「新活水」が協賛する「台湾絵→Way to Taiwan台日イラスト特別展」が9月12日、台湾文化センターで開幕しました。会期は10月31日まで。この特別展では、台湾と日本のイラストレーター14人の作品計 ...もっと
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと紀伊国屋書店は昨年、日本の6都市で開催したブックフェアが大変好評をいただきました。これに続いて今年も、8月末から10月31日の期間、日本全国の33店舗以上の紀伊国屋書店で「おすすめ台湾本」ブックフェアを順次開催しています。9月6日には、紀伊国屋書店新宿本店でオ ...もっと
台湾文化発信イベント「TAIWAN PLUS」が9月16日から2日間、東京・上野恩賜公園で開催されるのを前に、8月8日には東京の誠品生活日本橋でPR会見が行われました。出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は、昨年は20万人が来場したことに触れ、今年はさらに多くの人を引き付けたいと ...もっと
台湾タピオカミルクティーの店が日本の街中でも多く見られ、流行しています。こうしたトレンドを受けて、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは8月31日まで、同センターで、台湾茶文化と台湾茶器選「台湾茶のある暮らし」展を開催しています。この展覧会では、台湾の芸術家である張清淵さん、林貴生さん、林国信さん ...もっと
台湾人アーティスト3人の作品を集めた展覧会が6月3日、山口県山口市の山口情報芸術センター(YCAM)で始まりました。「浪のしたにも都のさぶらふぞ」などの作品を展示しています。「浪のしたにも~」は日本の近代化とともに産業が発展し、国際貿易港が誕生した福岡県北九州市の門司と門司港を舞台に、人形浄瑠璃とC ...もっと
台湾と日本の芸術家の版画や油絵などを展示する「2023台日美術交流展」の開幕式が4月8日、台北市の国父記念館で開かれました。計140点が展示されており、台日の芸術交流展としては新型コロナウイルスの感染拡大以降で最大規模だとしています。台湾の美術団体「台湾今日画家協会」と日本の「新構造社」が共同で開催 ...もっと
がんで亡くなった娘が暮らした台湾の各地を巡り、その風景を描いてきた画家、藤井克之さんの個展「台湾を描く 藤井克之墨彩画展」が3月15日、東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まりました。細やかな線で縁取られた水墨画を優しい色使いで彩った作品の数々。藤井さんは描きたい場所がまだ多くあ ...もっと
台湾と日本の漫画家が互いに感謝を込めて描いた色紙を展示する「漫画の絆 台日色紙展」が3月9日、東京都内の書店で始まりました。この日オープニングセレモニーが開かれ、あいさつに立った謝長廷駐日代表(大使に相当)は、漫画は言葉の壁を乗り越えられると語り、漫画で台日の絆を築くことは双方にとって最高の友情の証 ...もっと
陳耀昌は1949年、台湾南部の台南に生まれました。両親の影響で幼い頃から読書好きで、台南第一高校を卒業後、台湾大学医学部医学科に進学。米シカゴのRush-Presbyterian-St. Luke’s Medical Centerで血液学の研究員を務めた経験もあります。帰国後は
台湾新文化運動紀念館の前身は日本統治時代の台北北警察署です。1933年に建設され、当時の台湾北部の経済の中心地だった大稲埕にあります。大稲埕は日本統治時代の末期、台湾の民主政治、社会運動の起源の地でもありました。台北北警察署には、政治理念を唱え、植民地政府に従わなかった台湾のエリート層が捕らえられて
文夏の本名は王瑞河といい、1928年に台湾南部・台南に生まれました。幼い頃から歌の才能を発揮し、小学校を卒業後、東京に渡って声楽、作曲、ピアノ、ギターを学びます。57年、文夏は歌の上手な少女4人とバンド「文夏四姉妹」を結成。数多くのレコードを出し、コンサートツアーで各地を飛び回りました。62年、文夏
台湾南部・屏東県屏東市にある屏菸1936文化基地(Pingtung 1936 Tobacco Culture Base)の前身は、1936年に設立された屏東菸葉廠(屏東たばこ工場)です。元の名称を「屏東支局菸草再乾燥場」といい、日本統治時代から屏東のタバコ耕作地での耕作技術指導や買い付け、加工貯蔵の
彭坤炎は1958年、台湾北部・新竹県生まれ。14歳の時から漆器に関わり、紅木(ローズウッド)家具の会社で見習いとなり、漆塗りの仕事に就きます。その後、独立して日本からの受注仕事を手掛けますが、80年代後半、台湾の紅木家具は海外生産が進み、経営が厳しくなります。そこで彭坤炎は1986年、日本の友人の後