3カ月にわたって、文化部(文化省)と教育部(教育省)、原住民族委員会、客家委員会が共同で開催してきた「第2回国家言語発展会議」が10月27日、成功裏に閉幕しました。李遠文化部長(文化相)は、国内外から集まった国家言語の発展に関心を寄せる専門家・学者や各政府機関の代表、民間の実務家が、貴重な新しい考えや行動戦略を熱心に紹介したことに感謝を述べました。また、李遠部長は、文化部は今後、各省庁と協力し、会議の結論に従って対応する重点施策を策定し、「言語の名誉を高め、言語の平等という理念の浸透を推進する」「各省庁の国家言語意識を強化する」「国家言語全体発展方案2.0を目指す」に向けて努力すると強調しました。
文化部は、台湾語、客家語、原住民(先住民)族の言語は現在、いずれも保存と伝承における課題に直面していると指摘。若い世代が母語を使用する割合は年々低下しており、より多くのさまざまな面や分野での政策や措置を講じ、効果的に言語復興しなければ、母語の保存を徹底させることはできないと説明しました。その上で、今回の国家言語発展会議の結論を構想として、各方面の意見を政策に取り入れてプロセスを定め、行政院(内閣)に「国家言語全体発展方案2.0」を共同で提出し、国家言語の各分野でのニーズを創出し、共有の未来における多様な言語文化のインクルージョンと共栄の環境を実現すると述べました。