国立台湾歴史博物館と日本の国立民族学博物館が2月14日と15日、国際シンポジウム「生きた記憶の記録、保存、活用:台湾と日本の課題と方法に関する対話」を共同開催しました。両国から十人余りの博物館の専門家や学者が集まり、地域文化の記憶の保存と発展について検討しました。
このシンポジウムでは、「その土地の物語をいかに保存するか」を中心として、2月14日は「日本の学際的・融合的地方研究の発展」に焦点を当て、日本の地方文化の発生と文化資源の再構築、負の歴史遺産と地方文化の発生といった課題について論じました。2月15日には、「台湾のデジタルアーカイブの可能性」を主軸として、博物館のキュレーション業務と市民参加メカニズム、歴史的知識へのアクセスと課題、台湾原住民(先住民)の資料調査とコミュニティー連携といった重要テーマについて深掘りしました。