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台湾のアーティストがハワイ・トリエンナーレに初参加

  • 日付:2025-02-20
台湾のアーティストがハワイ・トリエンナーレに初参加

ハワイ・トリエンナーレ(Hawai'i Triennial)は、定期開催されるコンテンポラリーアート展としては米ハワイ州で最大規模のものです。台湾の文化部(文化省)と同部の海外拠点の一つである駐ロサンゼルス台北経済文化弁事処台湾書院が初めて同イベント主催者と協力し、台湾のタイヤル族のアーティスト、林安琪(Ciwas Tahos)さんを招き、作品「找尋Temahahoi的路徑(Temahahoiまでの道を探して)」シリーズを出展しています。2月15日に開幕したハワイ・トリエンナーレの会期は5月4日までです。

 

アーティストの林安琪さんが今回出展している作品「找尋Temahahoi的路徑」は、原住民(先住民)の世界観と結び付いたもので、ジェンダーや生態といったテーマについても再考するものです。

 

駐ロサンゼルス台北経済文化弁事処台湾書院の簡徳源主任は、ハワイと台湾は共通の民族の起源を持ち、ともに植民地化され、移民がやって来た歴史があると指摘。今回、台湾アーティストのハワイ・トリエンナーレ出展で、コンテンポラリーアートを通してこうした歴史の文脈を見つめることにより、両地の文化、芸術、社会の面での連携がより緊密になると信じていると述べました。同時に、台湾の原住民がコンテンポラリーアートの分野で活躍し、成果を上げていることが存分に示されたとも語りました。

 

ハワイ・トリエンナーレの詳細情報は公式サイトをご覧ください。https://hawaiicontemporary.org/