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下北沢・本多劇場で台湾の現代演劇が初公演

  • 日付:2024-08-21
下北沢・本多劇場で台湾の現代演劇が初公演

文化部(文化省)の海外拠点の一つである台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと東京下北沢の本多劇場の協力により、台湾の劇団、暁劇場(Shinehouse Theatre)の芸術総監督である鍾伯淵(ジョン・ボーユエン)さんが脚本・演出を務める「潮来(イタコ)の音(The Whisper of the Wave)」が8月9日~11日に上演されました。この作品は、海外の巡回公演で計45回上演され、国際的に好評を博した作品。暁劇場は、本多劇場で初めて上演する台湾の現代演劇カンパニーとなります。これは、台湾と日本の劇場コラボレーションにおけるマイルストーンとなる取り組みといえます。

 

「潮来の音」は、同性婚や代理母、ペットの最期といった現代台湾のテーマを探求。盆栽と暮らす男性、猫を飼う女性、同性カップルを切り口に、津波災害の予言から人の「情、愛、孤独、存在」を垣間見るストーリーです。この作品は、台湾の自由、民主主義による文化的深みと幅広さを表現し、また、舞台芸術の上演を通して、日本の観客の皆さんに台湾文化の奥深さと多様性といった特色を紹介しました。