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アヌシー国際アニメーション映画祭で台湾から短編2作品がノミネート、国際的存在感示す

  • 日付:2024-08-20
現在是不是時候該将你放下了呢?(Is This Now the Time I Should Let You Go?)

アヌシー国際アニメーション映画祭(Annecy International Animation Film Festival)と併設展示会の国際アニメーション映画マーケット(Mifa)が今年6月、フランスで開催されました。映画祭のコンペティション短編部門では台湾から、「◆(口へんに海)爸(Hey Dad)」、「現在是不是時候該将你放下了呢?(Is This Now the Time I Should Let You Go?)」がノミネートされました。また、短編企画部門では、「失而復得、之、皆大歓喜(Lost and Found)」と「長途電話(Long Distance Call)」が、アニメ企画をプレゼンテーションする「Mifa Pitches」に入選しました。

 

王偉帆(WeiFan WANG)監督の「◆爸」は、同性愛者の内心の別の一面を温かい視線で社会に見つめさせるものです。

 

また、「現在是不是時候該将你放下了呢?」は台湾版アカデミー賞といわれるゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)の短編アニメーション賞を受賞したアニメーター蔡易錦(Yi-Chin TSAI)さんが監督を務めた作品。娘の視点から父親を失った気持ちを描きます。

 

台湾の文化コンテンツの産業化や国際化を促進する独立行政法人、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)によりますと、コンペ部門で2作品、企画部門で2企画がノミネート・入選を果たした今年は、今までで台湾の作品・企画が最も多くセレクションされた年になったと指摘。国際アニメーション映画祭やマーケットに参加することで、台湾のアニメ産業が世界の産業リソースとつながり、台湾作品がグローバル市場に進出していく良好な基盤を築くことになると期待を述べました。