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台湾からバッテリー・ダンス・フェスティバルに初参加、焦点舞団が好評を博す

  • 日付:2024-08-26
台湾からバッテリー・ダンス・フェスティバルに初参加、焦点舞団が好評を博す

ニューヨークで43年の歴史がある大型野外イベント「バッテリー・ダンス・フェスティバル」が8月11日から17日にかけてマンハッタンのロックフェラーパークで開催されました。台湾を代表して焦点舞団(Focus Dance Company)が初参加し、米国在住の振付師で画家でもある洪綵希さんのダンス作品「自画像(Self Portrait)」を上演しました。

 

焦点舞団の芸術総監督である呉易珊さんは、彼らは新世代の振付家やダンサーたちだと紹介。上演した「自画像」は、非常に興味深いことを表現しており、自画像とはパフォーマー自身の内在性や葛藤だと説明しています。

 

また、振付師の洪綵希さんについては、もとはダンサーだったとし、独学で画家となり、絵筆で心の闇を描き出したといいます。そして、文化の交わりと衝突においては、こうした環境でいかにして自身の価値と立ち位置を見つけ出すかという葛藤が全て、彼女の作品に表現されていると指摘しました。

 

駐ニューヨーク台北経済文化弁事処(駐ニューヨーク領事館に相当)の李志強処長(総領事に相当)は、43年の歴史があるバッテリー・ダンス・フェスティバルで初の台湾の団体によるパフォーマンスであり、鑑賞してとても感動したと述べました。また、若い優秀なダンサーが踊りによって、現代社会と台湾文化に対する意見を表現するのを見ることができ、大変うれしいと述べました。