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第7回台湾映画祭inオーストラリア、大盛況のうちに閉幕

  • 日付:2024-10-11
第7回台湾映画祭inオーストラリア、大盛況のうちに閉幕

文化部(文化省)による台湾文化を世界に広めるための重点プロジェクトの一つ「台湾文化スポットライト計画」と、独立行政法人の台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)、駐シドニー台北経済文化弁事処(領事館に相当)が共同で支援する2024年第7回台湾映画祭inオーストラリアで初めて、台湾の出版作品を基にした短編映像作品の企画コンペティション「台湾書櫃―台湾出版品改編短片提案競賽(Pitching Competition – From Taiwanese Bookshelves to Screen)」が実施されました。このコンペティションには、オーストラリア各地から映画制作チーム計20組が応募し、最終的に5組が入選しました。このうち3組が呉明益さんの小説「単車失竊記(邦訳:自転車泥棒)」を選び、1組は邱常婷さんの小説集「新神」収録の「千万傷疤」を選択。もう1組は漫画家の毎日青菜さんの作品「DAY OFF」を取り上げた短編アニメを企画しました。

 

駐シドニー台北経済文化弁事処の呉正偉処長はこのコンペティションについて、TAICCAの支援によるもので、台湾としてはオーストラリアで初めて実施したイベントだと説明。これにより、映画クリエーターが台湾文学を原作として映像化することを後押しし、海外観客の開拓を期待すると同時に、映画クリエーターに国際共同制作を行う機会を開きたいと述べました。

 

2024年第7回台湾映画祭inオーストラリアは7月25日、「老狐狸(邦題:オールド・フォックス 11歳の選択)」をオープニング作品としてシドニーで開幕。オーストラリアの六大都市を巡回し、50回にわたる上映を行い、9月14日に閉幕しました。駐シドニー台北経済文化弁事処は引き続き、同映画祭準備チームと協力し、台湾の映画芸術や文化のピーアールに努めていきます。