文化部(文化省)の海外拠点の一つである駐タイ台北経済文化弁事処文化組は10月に開催されたブック・エキスポ・タイランドで、台湾の翻訳出版物のプロモーション交流イベント「Books from Taiwan: Read Taiwan in Thai」を開催しました。11日には、小説「鬼地方(亡霊の地)」の作者である陳思宏さん、「筷:怪談競演奇物語(おはしさま 連鎖する怪談)」作者の薜西斯さん、瀟湘神さんらがタイを訪れて読者と交流しました。また、タイ語訳版の翻訳者とは台湾とタイの文化の違いについてトークし、台湾の作家の創作性を読者に深く実感してもらいました。
駐タイ台北経済文化弁事処文化組の桂業勤組長は、今回のブック・エキスポ・タイランドでは作者を招いたほか、会期中はブースを設置し、台湾の出版作品の外国語翻訳を広めた文化部の成果を紹介して、台湾の良書を共有したと説明。今回のイベントにより、さらに多くのタイの出版社が、台湾のオリジナル作品を翻訳して広めてくれることに期待を寄せました。また、ブック・エキスポ・タイランドの主催者であるタイ出版社・書籍販売業者協会(PUBAT)のDuangporn Sudhisomboon副主席は、台湾とタイの出版交流は非常に意味のあるもので、今後も開催していきたいと期待を述べました。