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2024台日作家交流トークイベント、盛況のうちに幕

  • 日付:2024-11-20
2024台日作家交流トークイベント、盛況のうちに幕

文化部(文化省)の海外拠点の一つである台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと紀伊國屋書店が共同で、台湾のえりすぐりの文芸作品を集めた日本語訳書「台湾文学コレクション」刊行をピーアールするトークイベントを企画。10月26日に福岡で、27日には東京で、同書収録作の著者や訳者、編者を招いて開催されました。まず福岡では、台湾の作家である黄麗群さんと台湾にルーツを持つ作家の東山彰良さんによる対談が行われ、台湾文学ファンが多く集まりました。

 

イベントに登壇した黄麗群さんは、時報文学賞、聯合報文学賞、林栄三文学賞、金鼎賞といった文学や出版に関する賞を受賞しています。「台湾文学コレクション」に収録されている作品「雲を運ぶ(原題:搬雲記)」は「九歌一〇八年小説選」で年度小説賞(大賞)を受賞。同作品は「人の感情を撤去できてしまう未来の世界」を描き、人の感情に対して探求し、先見性があり、深く考えさせられる内容です。東山彰良さんは2015年に小説「流」で直木三十五賞を受賞、17年には「僕が殺した人と僕を殺した人」で読売文学賞や渡辺淳一文学賞を受賞し、日本の文壇で活躍しています。