国立台湾交響楽団(NTSO)が11月5日と8日、チェコのフラデツ・クラーロベーのSal Filharmonie Hradec Kralove、プラハのスメタナホールで演奏しました。指揮者の大植英次さん、バイオリニストのユーチン・ツェン(曽宇謙)さんと共に、素晴らしい演奏を披露し、海外の音楽ファンの心を捉えて、地元音楽ファンから賞賛を浴びました。
NTSOの劉玄詠団長は、今回のツアーは文化部(文化省)の支援を受けたものだとし、チェコの要人の皆さんも出席され、11月8日のプラハのスメタナホールでの公演は満員だったと説明しました。また、NTSOはこの数日、公演のほかにプラハ・フィルハーモニアやプラハ音楽祭といった主要文化団体を訪問し、交流を深めたといいます。
この公演については、ドイツ公共放送連盟ARDや米CNNの駐プラハ記者によるインタビュー報道も行われました。今回の台湾とチェコの音楽交流は大成功を収め、多くの観客が訪れる素晴らしい成果を上げて幕を下ろしました。このNTSOのツアーにより、台湾の文化外交には際立った一章が書き込まれ、また、音楽が異文化交流において大きな力になることが示されました。