欧州の漫画やアニメの一大イベント「2024ルッカ・コミックス&ゲームズ」が10月30日から11月3日の日程で、開催されました。文化部(文化省)の海外拠点の一つである駐イタリア台北代表処文化組は3度目となる台湾ブースを設置しての参加。「Comic from Taiwan」をテーマとして、台湾の漫画家である阮光民さん、HOMさん、丁柏晏(ペンネームは日安焦慮)さん、星期一回収日さんを招きました。
台湾ブースの開幕日には、イタリアの出版社であるToshokanのMatteo Bono社長やルッカ・コミックス&ゲームズの主催者、ナポリ・コミコンプレジデントのClaudio Curcioさんが訪れました。また、イタリアの漫画メディアであるFumettologicaやCultura POP、Anime Clickがイベントに参加した台湾の漫画家4人を取材しました。
駐イタリア台北代表処文化組は、文化部は近年、台湾の漫画の育成に力を入れており、2023年には台湾中部・台中の国家漫画博物館が展示を先行する形で公開されたと指摘。また、国際的な漫画イベントへの参加やクリエーターのレジデンスプログラムなどにより、台湾の漫画の国際的知名度を高めていると説明しました。この上で、ルッカ・コミックス&ゲームズでの交流経験が、台湾の漫画の国際化に向けた橋渡しになることに期待を寄せました。