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台湾の暁劇場、「潮来之音」を米初上演

  • 日付:2025-03-04
台湾の暁劇場、「潮来之音」をアメリカ初上演

文化部(文化省)と同部の海外拠点の一つである駐ニューヨーク台北経済文化弁事処台北文化センターの支援の下、台湾の劇団である暁劇場(Shinehouse Theatre)が2025年1月末、名作「潮来之音(邦題:潮来(イタコ)の音、The Whisper of the Wave)」を初めて米国で上演しました。1月24日から2月2日にかけて、ソーホープレーハウスで8公演行い、同劇場で公演を行った初の台湾のカンパニーとなりました。

 

「潮来之音」は、同劇団の芸術総監督である鍾伯淵(ジョン・ボーユエン)さんが演出を務め、日本の舞踏家である我妻恵美子さんが振り付けを担当しています。新型コロナウイルスが世界を襲ったことなどにインスピレーションを受け、台湾独特の乩童(シャーマン)や霊媒文化といった要素を加え、天災の寓話から人々の情、愛、孤独、存在が垣間見える作品です。

 

暁劇場は「潮来之音」について、作中のストーリーには全て、潮流の変化という意味が含まれており、劇中では、住まい、ペット、同性婚、代理母などを題材にしていると紹介。台湾の芸術創作が自由民主の空気の下に表現する文化的な深みと幅広さを示しているとし、世界都市のニューヨークで多くの共感を呼んだと語っています。



(写真 : 暁劇場)