米国のイラストレーター団体であるSociety of Illustratorsが開催する第67回コンペティション「Illustrators 67」の広告カテゴリーで、台湾のイラストレーターである游承勳さん(ペンネーム:GGDOG)の作品がシルバーメダルを獲得し、受賞作品が同団体の美術館で3月1日まで展示されました。游承勳さんはニューヨークを訪れ、2月28日の授賞式に出席。各国のイラストレーターらと交流しました。
游承勳さんは、漫画とイラストレーションのクリエーター。漫画の影響を強く受けたスタイルで、写実性と個性を兼ね備えた作風が特徴です。漫画作品としては「刺蝟:走過愛的蛮荒」が2023年に刊行されています。また、同年は文化部(文化省)が実施するフランス・アングレームでのレジデンスプログラム参加者に選ばれました。
游承勳さんは、23年、24年と連続して、台北で開催された独立系書店や出版社などのイベント「独書祭」のキービジュアルポスターを担当し、この時のポスターが2作品とも今回のコンペティションで入選しました。游承勳さんは、独書祭は独立系書店とインディーズ音楽が連携したマーケットイベントだと紹介。2作品が同時にIllustrators 67で入選したことについて、台湾のクリエーターを代表して出展し、個人的にも非常に名誉なことだと語っています。