台湾の著名な漫画家である丁柏晏(ペンネームは日安焦慮)さん、陳沛珛さんが、ニューヨークの代表的なイベントであるMoCCAアートフェスティバル(MoCCA Arts Festival)に初めて招待を受けて参加しました。それぞれ、サイエンス・ファンタジーに満ちた作品、温かな日常を描いた作品で、台湾の独特のロマンを披露しました。同フェスティバルは3月15、16日に開催され、世界から500人以上のクリエーターが集まり、1万人近い来場者が訪れました。
丁柏晏さんは、コンピューターゲームとサイエンス・ファンタジーの要素を取り入れた漫画作品を得意としています。2023年にフランスのアングレーム国際漫画フェスティバルの「Worldwide Comics Explosion」展で世界の若い才能10人に選ばれ、作品「2073年的電子玩具」で台湾漫画の最高栄誉とされるゴールデン・コミック賞(金漫奨)を受賞しました。
一方、陳沛珛さんの作品スタイルは控えめで繊細。素朴なラインで日常の感情を描き出すことを得意としています。アングレーム国際漫画フェスティバルのCONCOURS JEUNES TALENTSと、米国のイラストレーション誌「3X3」のコンペでそれぞれ2度入選し、作品「暫時先這様(しばらくこのままで)」はゴールデン・コミック賞と台北国際ブックフェア大賞を受賞しています。