文化部(文化省)と同部の海外拠点の一つである駐スペイン台北経済文化弁事処文化組は今年も、スペインで最大かつ最も活発な性的マイノリティーの権利に関する非営利組織「Fundación Triángulo」と協力。台湾のクィア映画特集をスペインの少なくとも六つの都市で行われる性的マイノリティーをテーマとしたさまざまな映画祭で上映します。3月17日、スペイン南部セビリアのクィア映画祭「ANDALESGAI」でスタートを切りました。
このクィア映画特集は今年3月から11月にかけて、スペインのセビリア、バリャドリッド、コルドバ、アルメリア、サラゴサ、ビルバオ、バダホスといった各地の著名な映画祭を巡回して上映します。上映する作品は、「囍宴(ウェディング・バンケット)」、「河流(河)」、「刺青(Tattoo -刺青)」、「金銭男孩(マネーボーイズ)」、「日常対話(日常対話)」、「春行(春行)」、「青春並不温柔(青春の反抗)」といった代表的な作品です。
台湾のクィア映画特集巡回のスタートは「ANDALESGAI」で、セビリア大学で3月17日から19日にかけて、「囍宴」と「日常対話」、「青春並不温」の3作品が上映されました。ここでは、台湾国際女性映画祭のディレクターを務める羅珮嘉さんが招かれ、「新たなタイムゾーンへの回帰:90年代以降の台湾クィア映像と文化」と題する講演を行いました。