業務概要
一、まちづくり業務
二、博物館業務
三、文化施設業務
四、台北機廠鉄道博物館業務
五、私有の老朽建物保存再生計画
コア業務
一、社区営造三期及び村落文化発展計画(2016年~2021年):(1)芸術文化の草の根活動を広げ、文化価値を作り上げます。
(2)都市と地方の発展創出への多元的な参加を促進します。
(3)各層に応じたサポート・育成により、運営・管理力を強化します。
二、博物館の専門業務と環境整備:博物館のサポートや人材育成、マーケティングなどを推進し、我国の博物館事業発展の基盤を整えて、各博物館の本来持つ特色が社会と共に前進し、台湾が名実ともなう博物館の島となるよう期待しています。さらには、国際的な博物館組織との交流協力を推進し、国際参加を強化して、台湾の国際的注目度と影響力を高めます。
三、博物館と地方文化館の発展計画:各施設をそれぞれサポートする戦略を通して、地方の文化資源をとりまとめ、地元の連携を強化して、地方と深く関わり、地域を越えた付加価値戦略で、総合的な協力プラットフォームを発展させ、資源の統合を進めます。また、新たな建物は建築せず、以前からある建物や既存の建築物スペースをリノベーションして利用し、展示や上演コンテンツの充実により、地元の住民やグループの力を結び付け、地方と民間の活力を引き出すことで、地域の求めに合った良質で、住民に寄り添った地方の文化環境を発展させます。
四、台北機廠鉄道博物館の準備:(1)文化資源の修復。国定古跡である台北機廠の建築物修復と環境再生を行います。
(2)資源の整備。全体的なテーマ研究と収蔵政策により、鉄道の多元的な資源センターを設置します。
(3)システム構造の解説。各展示や教育活動、出版計画をとりまとめ、鉄道の文化資源をダイナミックに展示します。
(4)運営計画と公共サービス。博物館の広報や資源のとりまとめ、コミュニティ連携などを行います。
五、私有の老朽建物保存再生計画:民間の個人所有の老朽建物を対象とします。1971年以前に完成し、歴史や文化、芸術性を備え、保存、再生の価値のある建物の修繕に補助を行います。
国際交流
一、経験豊富で優秀なまちづくりグループの国際活動参加推薦と交流訪問計画:
政府が1994年、まちづくり政策「社区総体営造政策」を打ち出してから今までに、経験豊富で優秀なまちづくりグループが数多く育成され、地方でかがやき、大きな力を発揮しています。こうしたエネルギーを世界に広げるため、台湾のまちづくり経験を海外にアピールします。それに向けて、国際的な会議やフォーラム(例えばSocial Enterprise World Forumなど)への参加に、地域(個人を含む)を積極的に推薦します。また、現在の政府政策に沿って、交流訪問団や学習グループを企画し、海外の友人と台湾のまちづくりや、地方文化の成果を共有するとともに、県市で中心的に業務を担う人員や関連業務を行う第一線のカルチャーワーカーを育成します。
二、博物館交流: 施設や関連コミュニティが国際的な専門組織や会議に参加したり、博物館見本市や巡回展を開催したりすることに補助を行います。これにより、海外(あるいは中国)と連携し、台湾の文化コンテンツや特色を盛り上げ、また、台湾と世界各国共通の文化テーマをつなぎ合わせ、平等互恵の協力と交流関係を構築し、我が国の博物館の知名度を向上させ、博物館の専門的業務を具体的に発信します。また、博物館の企画による国際巡回展をはじめとして、国際協力の現地化と、現地文化の国際化を促進します。
三、台北機廠鉄道博物館準備チーム: 国際レベルの鉄道博物館と文化資産センター設立:計画的に多元的なコミュニティと協力し、台湾の鉄道文化資産ネットワークと連携して、国際レベルの鉄道博物館、文化資産センターという目標に向かって発展します。これにより、国際交流や台湾のPRを進め、台湾の鉄道文化資産の多元性と、グローバル化のもと、台湾の鉄道が地元密着型で発展してきた経験を示します。