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博物館は一国の文明と進歩の象徴です。経済の飛躍的発展により国民の文化・教育水準が日増しに向上しつつあり、誰にも親しんでもらえる博物館など文化機関に対するニーズも強まっていることから、台湾における博物館関連事業の発展を促すことは重点施策となります。


1、経緯

多様な属性と豊富な収蔵品を持つ博物館は文化、教育、科学の推進に最適なプラットフォームで、文明や科学を語るのに最もふさわしい場所でもあります。人々に喜んで訪れ利用してもらうために博物館は社会的、文化的な役割も果たします。台湾の博物館がその専門性と機能性を発揮し、国民に豊かで優れた余暇活動を提供できるよう、いかに効率よく管理・指導するかは博物館の業務を推進する際の急務です。


2、計画目標

博物館の位置づけを確立し、その専門性、評価制度や指導体制を構築するとともに、博物館の他分野との協力や資源の統合運用を強化し、より博物館が効果的に活用できるようにします。また、日常の中に文化の根を下ろしながら、すべての人が平等に文化を享受できる権利を重視し、国際化に向けて邁進します。


3、計画推進

国内における公立・私立博物館のニーズに応え、博物館法草案を立案するとともに、博物館に認証および評価制度を取り入れます。同時に博物館の企画、指導、奨励、補助及び人材育成制度を築き上げ、専門機関との国際提携・交流を強化し、博物館のサービス内容と品質の向上を図ります。


4、将来の展望

(1)国内博物館に認証制度を構築、各博物館の事業の現況を把握し、その専門性の発展を奨励します。

(2)国際組織や国際会議への積極的参加と国際的協力・交流を強化し、台湾の国際的知名度の向上と博物館の運営実績や経験をアピールします。

(3)電子出版および書籍の出版を推進し、地域性とテーマ性を持つ博物館のネットワークの構築を強化して国内博物館の経営品質を高めます。

(4)市民による博物館の各資源の利用を奨励し、博物館に対する国民の参与を促すとともに、博物館の社会的責任を強調して、文化的素養および地域のアイデンティティを高めます。