文化は国の根幹であり、人々は文化を創造する主体です。
文化は人々の心を一つにし、台湾を世界に伝えるものです。従って、当部は「芸術、文化の創作の自由の保護とサポート体制の整備」「革新と創生を取り入れた文化の伝承」「台湾文化ナショナルチームのブランドづくり」の3つを核心的主軸とし、人間本位の文化施策を推進していきます。
一、芸術・文化のサポート体制を整備し、多様文化の理念を徹底
文化部は全ての芸術・文化従事者の後ろ盾として、創作の自由と文化的市民権を守り、新進芸術家の育成や創作者への実質的な支援を提供するため、当部は芸術・文化サポート体制の整備を引き続き進め、文化交流や発表のプラットフォームを築くことにより、芸術文化やクリエイティブ産業が成長していくためのより良い環境をつくっていきます。同時に、ボトムアップ型の文化ガバナンスの初心を貫き、当部は政府の横の意思疎通を強化し、官民の連携を模索しながら、ジェンダー平等やエスニックグループの主流化などの政策を共に推進し、多様文化の理念を徹底します。
二、まちづくりを深化させ、文化の創生・伝承と革新を結合
土地の文化はその地の生活から生まれ、そしてまた文化を通じて地域のアイデンティティーを一つにすることができます。その土地にまつわる知識を伝承し、地方創生・発展につながる文化の深さを強化するため、当部は引き続き、まちづくりや文化資産保存政策を推進し、各地の文化資産の保護や歴史の現場を再現することにより地域の発展に向けた文化資本を蓄積していきます。地域や政府、企業が共に地方創生や産業革新、市場運営に携わるという考え方により、地域の知識を次の世代に伝えていき、文化資産が時代とともに進歩するよう新たな命を吹き込んでいきます。
三、台湾文化ナショナルチームのブランドを築き、国際的な交流や連携を促進
文化は世界と友達になる最良のアプローチです。当部は「台湾文化ナショナルチーム」をブランドコンセプトに、地域の芸術文化の展覧・上演の国際化支援を継続していきます。また、芸術文化産業とその他産業を引き合わせて異業種同盟を結成することにより、クリエイティブ産業全体のデザイン力やストーリー力、競争力を向上させ、ひいては国の文化ソフトパワーの向上を目指します。文化をPRすることを通じて国際社会における台湾全体の認知度を高めるとともに、国際間の交流や連携も促進していきます。