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公共テレビの台湾語チャンネル、7月開局

  • 日付:2019-06-25
公共テレビの台湾語チャンネル、7月開局

公共テレビの台湾語チャンネル、7月開局 鄭麗君文化相、台湾語の美しさに触れるよう呼び掛け


公共テレビ(公視)の台湾語チャンネル「公視台語台」が7月1日に放送を開始します。鄭麗君文化部長(文化相)は6月25日、台北市内で開かれた開局記者会見に出席し、同チャンネルを通じて台湾語の美しさに触れ、皆で台湾語を使ってほしいと呼び掛けました。


台湾では2003年に「客家電視台」(客家テレビ)、05年に「原住民族電視台」(先住民テレビ)が開局しています。鄭部長は、台湾語チャンネルの開設が待たれていたと語りました。伝承の危機にある各言語の保存や振興を後押しする「国家言語発展法」が昨年末に立法院(国会)で成立したことにも言及し、文化部(文化省)は同法の使命を忘れないと強調。全ての人が自分の母語を話せることを誇りに感じ、互いの母語を尊重し合えるようにすることで「台湾を正真正銘の多文化国家にしたい」と意気込みました。


公共テレビの陳郁秀董事長(会長)は、台湾語は多くの人々の母語であり、保存、再活用する必要があると述べ、同チャンネルの開設は「歴史上非常に大切な瞬間」だと喜びました。


同チャンネルは台湾のケーブルテレビや電気通信最大手、中華電信のネット配信サービスMOD(マルチメディア・オン・デマンド)で視聴できます。