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台日出版文化交流にタイムラグなし Books Kinokuniya Tokyo、台湾書籍コーナーを初設置

  • 日付:2020-08-25
台日出版文化交流にタイムラグなし Books Kinokuniya Tokyo、台湾書籍コーナーを初設置

書店チェーン、紀伊国屋書店が運営する東京・渋谷区の洋書専門店「Books Kinokuniya Tokyo」(BKT)にこのほど、台湾書籍コーナーが設置され、常設販売が8月20日から始まりました。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は同24日、同店を訪れ、台日交流がより深く、多元的になると歓迎の意を表しました。

台湾書籍コーナーには、台湾の小説やノンフィクション、絵本・児童書、料理書、漫画など、台湾で出版された2000冊以上の書籍が取りそろえられています。

紀伊国屋書店は、台湾では4店舗を展開しています。BKTの舟木幹男店長は、前々から台湾書籍を増やそうと考えていたと話し、戦後75年という区切りの年に実現できてうれしいと喜びました。舟木店長によれば、20日からの4日間で300冊余りが売れ、話題作の中には売り切れたものもあったということです。売れ行きが好調なのは、台湾を紹介するエッセーや台湾人作家の文学書など。今後は台湾人作家や歴史関連の書籍を増やしていく予定だとしています。日本で活躍する台湾人作家がいることに触れ、コロナ収束後にはサイン会を行いたいと意欲を示しました。

謝代表は、台日は各種の交流が密接で、台湾の文化や歴史、特色をより深く知りたいと考える日本人が増えていると言及し、台湾書籍コーナーがあるのはとても便利だと称賛。陳列されているさまざまな書籍から、今どきの台湾の若者の興味や流行を知ることができるとアピールしました。

同店では9月16日まで、関連の特別展示が開催されています。