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「おうちで楽しもう台湾の博物館」シリーズ映像公開 日本の高校生向けに台湾の歴史や文化への理解促進を後押し

  • 日付:2020-09-26
「おうちで楽しもう台湾の博物館」シリーズ映像公開 日本の高校生向けに台湾の歴史や文化への理解促進を後押し

新型コロナウイルスの感染拡大で日本から台湾への渡航が難しい状況が続く中、日本の青少年にインターネットを通じて台湾文化に触れてもらい、興味を喚起しようと、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは「おうちで楽しもう台湾の博物館」シリーズ映像10本を制作しました。台湾を代表する博物館10館のPR映像に解説と日本語字幕を付け、家にいながらにして台湾の博物館を訪ねることができる内容になっています。東京都港区の同センターで9月25日、映像の一部がお披露目されました。

同センターの王淑芳センター長は、海外修学旅行に出かける日本の高校の渡航先で最も多いのが台湾で、その割合は3分の1に上ると紹介。しかしながら、小中高の授業で台湾について学ぶ機会は少なく、教師も児童生徒も台湾に対する基礎的な知識が不足しているという現状があり、このような状況を改善しようと、映像を制作したと説明しました。日本の大学教授らが立ち上げた「日本台湾修学旅行支援研究者ネットワーク」(SNET台湾、東京)と共同で企画しました。

映像は計10本が制作され、国立台湾博物館(台北市)、国立故宮博物院(台北市、嘉義県)、国立人権博物館(新北市)、国立中正紀念堂(台北市)、国立台湾史前文化博物館(台東県)、国立台湾文学館(台南市)、二二八国家紀念館(台北市)、順益台湾原住民博物館(同)、衛武営国家芸術文化センター(高雄市)、国立台湾歴史博物館(台南市)の10カ所を紹介しています。同センターとSNET台湾の各ユーチューブチャンネルで、週1本ずつ配信されます。

映像を鑑賞した謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は、国立人権博物館の映像が印象的だったと語り、権威主義体制の時代を経て平和的に民主化を成し遂げた台湾の貴重な歴史を知ることができる場所だと紹介しました。全ての内容を理解することはできなくても、若い人々に台湾についての基本的な知識やイメージを持ってもらうことができるのではないかと期待を寄せました。

https://jp.taiwan.culture.tw/News_Content.aspx?n=365&s=6326