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写真でたどる台湾史 最古の1枚や日本統治時代の作品をネット上で公開

  • 日付:2021-02-20
写真でたどる台湾史 最古の1枚や日本統治時代の作品をネット上で公開

映像資産の管理拠点として設立準備が進められている国家撮影文化センターの公式サイトでは、台湾で最も古い写真や日本統治時代の写真などのコレクションが公開されています。台湾の歴史を写真を通じてたどることができます。

同センターは映像資産の修復・保存、映像芸術の研究などを目指す文化部(文化省)が2015年から推進しているプロジェクトに基づいて設立されます。展示をメインとする北部・台北市の「台北館」と研究・収蔵を主とする中部・台中市の「台中オフィス」に分かれており、台北館は3月にプレオープンする予定です。1937年に完成した旧公路総局ビル(旧大阪商船台北支店)内に設置されます。

開館に先だってウェブサイトで公開されているのは、西洋人写真家が19世紀半ばに台湾で撮影した台湾最古の写真や研修のため30年に訪台した日本人教師が撮影した台湾の風景、20年代に撮影された台北師範学校(現・台北教育大学、台北市立大学)の学生、日本統治時代に生まれ、写真撮影の先駆者の一人として戦後の台湾写真界をけん引した鄧南光の作品などです。国家撮影文化センターは1万点以上の写真や史料を収蔵しています。

同センターの公式サイト= https://ncpi.ntmofa.gov.tw/index.html