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台湾初の国際動画配信プラットフォーム「Taiwan+」サービス開始 世界に発信へ

  • 日付:2021-08-30
台湾初の国際動画配信プラットフォーム「Taiwan+」サービス開始 世界に発信へ

台湾初の海外向け動画配信プラットフォーム「Taiwan+」(タイワンプラス)が8月30日、サービスを正式に開始しました。同プラットフォームは文化部(文化省)が行う事業で、台湾のニュースをはじめとする多様な映像コンテンツを英語で発信していきます。ローンチセレモニーが同日夜、台北市内で開かれ、頼清徳副総統など政府要人や各国の駐台使節らがサービス開始を祝いました。

Taiwan+は台湾の声を世界に届けることを目的として立ち上げた映像ストリーミング配信サービス。ニュース、文化、テクノロジー、自然、ライフスタイルの5つのカテゴリーの映像コンテンツを配信するほか、台湾や世界の出来事を伝えるニュース番組を毎日早朝、午後、夜の3つの時間帯にライブ配信します。また、公共メディアの台湾公共広播電視集団や民間のチャンネルなどと手を組み、ニュース以外の番組やドキュメンタリー、ドラマなど多様なコンテンツを世界に届けます。

ローンチセレモニーには、頼氏のほか、游錫堃立法院長(国会議長)や李永得文化部長(文化相)、中央社の劉克襄董事長(会長)らが出席しました。駐台使節の来賓としては、中華民国(台湾)と外交関係を結ぶセントクリストファー・ネービスの駐台大使や、日本やカナダの駐台代表、米国や欧州の商工会の代表者など計10人余りが会場に駆け付けました。

蔡英文総統はビデオメッセージを寄せ、台湾の新世代の人々の任務は「自由を基礎として台湾を国際化させることだ」と述べた上で、「このビジョンを実現させるためには、われわれの多様性と成果、そして国際社会に貢献したいという願いを示すプラットフォームが必要だ」と同サービス開始の意義を強調しました。

頼氏はあいさつで、Taiwan+を通じて、台湾人が考えていることや台湾で今起きていること、世界に貢献できることなどを世界共通の言語と広い視野、台湾ならではの背景によって世界の視聴者に伝えられればと願いました。

セレモニーの冒頭では、台湾原住民(先住民)族プユマ族の歌手、サンプーイ(桑布伊)が力強い歌声を披露し、Taiwan+の幕開けに華を添えました。

Taiwan+は公式サイト(www.taiwanplus.com)のほか、スマートフォン用アプリ、ユーチューブやフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどの各SNSで視聴することができます。アプリはiOSとAndroidに対応しています。

台湾歴史ドラマ「斯卡羅」(SEQALU:Formosa 1867)の海外向け配信も30日、Taiwan+の公式サイトやアプリ、公式ユーチューブチャンネルで始まりました。