台湾の漫画家、弐号さんの漫画作品「異人Harmony」が「京都国際マンガ・アニメ大賞2021」のマンガ部門で優秀賞に輝きました。受賞作品が9月17日、発表されました。弐号さんは同日、取材に対し、受賞によって「自分の描いた漫画を読んでくれる人が本当にいたのだ」と感じたと話し、心の中で考えていることを忠実に伝えられるよう、今後も人一倍の努力をしていくと誓いました。
同賞はクリエーター志望者の発掘・育成を目的とする国際コンテストです。マンガ、イラスト、CGアニメの3部門が設けられています。今年は97カ国・地域から2632作品の応募がありました。台湾からは323作品が寄せられ、日本の520作品に次ぐ多さとなりました。
受賞作の「異人Harmony」は未知の種族やエイリアンに対する興味から着想を得て生まれました。人類と異種族が共存する架空の世界を舞台としています。
審査員の一人は弐号さんについて導入と設定の見せ方を評価し、「演出力が高く、引き込める絵を描ける作家さんだと思う」とコメントしました。
台湾からはほかにも、イラスト部門でイラストレーターのsimiartさんが、CGアニメ部門でアニメーション作家のAmoonさんがそれぞれ入賞しました。
授賞式は10月上旬に予定されています。