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台日共同制作の作品を展示 「第3回台湾国際ライトフェス」、台中で開催

  • 日付:2022-03-01
台日共同制作の作品を展示 「第3回台湾国際ライトフェス」、台中で開催

光の芸術祭「第3回台湾国際ライトフェスティバル」(台湾国際光影芸術節)の屋内展示イベントが2月25日から中部・台中市の国立台湾美術館で開催され、台日共同制作の作品「Your Movements and Smiles Will Be Everything for Me」(你的肢体笑顔将是我的全部)が展示されています。高速通信規格「5G」を通じて台湾と日本の両会場をつなぎ、離れた2カ所にいる人同士を共演させることで、新型コロナウイルス後の生活様式について思考を促します。


作品は、大阪芸術大学アートサイエンス学科の安藤英由樹教授と台湾の芸術チーム「Pure Do」(純禾作)が共同で制作しました。


作品はバーチャルとリアルの2つの部分で構成され、バーチャルの世界では、台日双方の参加者が専用のスマートフォン用アプリで自分だけのキャラクターを作り、バーチャルの世界で遊んだり、もう一方の会場にいる人とチャットを楽しんだりすることができます。リアルの世界では、台湾美術館と大阪芸術大学のそれぞれの会場にロボットアームを設置し、アームに取り付けたカメラで同一時間に両地の参加者の姿を撮影。先端技術を用いてその映像を双方の会場に映し出し、クラウド上でジェスチャーや表情を交差、融合させます。


台湾美術館の梁永斐館長は、コロナによって人々の生活習慣が変わると同時に、コミュニケーションの仕方も変わり、会話や表情、ジェスチャーなどが生活の中から消えたと言及し、今回の作品にはコロナ後の生活様式について人々に深く考えさせ、人と人との「社交」の可能性を探る狙いがあると説明しました。


3月20日まで開かれます。