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日本時代建設の警察宿舎、飲食店併設の展示空間に 新竹警務部部長官舎

  • 日付:2022-06-01
日本時代建設の警察宿舎、飲食店併設の展示空間に 新竹警務部部長官舎

日本統治時代に北部・新竹に建設された警察宿舎が展示スペースと飲食店を兼ね備えた文化商業施設「新竹州警務部部長官舎」に生まれ変わり、5月24日から営業が始まりました。新竹市政府文化局は同施設を新竹市の観光ガイドの中心としたい考えで、歴史や文化を紹介する展示を行っていくとしています。


建物は警察の高官官舎として1917~21年ごろに建設されました。市文化局の張馨之局長によりますと、市内にある高官宿舎としては面積が最も大きく、最も長い歴史を持ちます。軸組工法で造られ、居住空間が和風、応接間が洋風になっています。庭には樹齢100年超とみられるアカギの木が鎮座しています。2016年に市定古跡に登録され、2020年3月から1年余りをかけて修復が行われていました。


展示スペースではヘリコプターから新竹の町を撮影した写真などを展示する特別展が8月28日まで開催されます。レストランでは新竹の食材を使った料理が提供されます。


古跡の修復と活性化を進める林智堅新竹市長は記念式典で、新竹駅舎や東門など市内の古跡群をつなげ、多くの人に新竹を味わってもらいたいと期待を寄せました。


(写真は新竹市文化局提供)