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台湾文化センター、今年度パンフのテーマは「マジョリカタイル」

  • 日付:2022-06-02
台湾文化センター、今年度パンフのテーマは「マジョリカタイル」

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターはこのほど、日本で今年度開かれる同センター主催の台日文化交流イベントを紹介するパンフレットの配布を開始しました。今年は台湾のマジョリカタイルとノスタルジックな建物をメインテーマとし、台湾のイラストレーター、ミス・チャーリー(査理小姐)さんが絵を担当しました。ブックカバーとしても使える仕様になっており、実用性も兼ね備えています。


同センターは近年、パンフレットや小冊子のビジュアルに台湾の漫画家やイラストレーターを積極的に起用しています。2020年以降、左萱さんや高妍(ガオ・イェン)さん、許彤(トン・スー)さんらとコラボレーションし、日本各界から大きな反響を得てきました。


今年のパンフレットにはマジョリカタイルを取り入れた伝統家屋や台湾の伝統的人形劇「ポテヒ」(布袋戯)、タピオカ入りフルーツティーなどのイラストが盛り込まれています。ミス・チャーリーさんによりますと、新型コロナウイルスの影響でしばらく会っていなかった台湾人と日本人の女性2人が、マジョリカタイルを用いた建物が並ぶ台湾の古い町並みを一緒に訪れるという設定で描かれました。


ミス・チャーリーさんはパンフレットを手掛けるに当たり、まずはマジョリカタイルの文化の研究から取り掛かりました。その歴史から、台湾のマジョリカタイルには台湾や日本、欧州の文化が混じり合っていることに気付いたと言います。建物を描くに当っては離島・金門の黄天露宅や北部・新北市三重の先嗇宮、南部・高雄市の許家古厝を参考にしたとのことです。


同センターは、パンフレットを通じ、台湾のソフトパワーを世界に知ってもらいたいとしています。


パンフレットは同センターや全国の書店などで無料配布されています。