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政治大学アラビア語学科、「世界アラビア語デー」を記念して特別展

  • 日付:2022-12-19
政治大学アラビア語学科、「世界アラビア語デー」を記念して特別展

「世界アラビア語デー」にちなみ、国立政治大学アラビア語学科が、1年以上かけて準備してきた「ステレオタイプを超えて:アラブの衣服特別展」を開催しました。会場には、同大学の李蔡彦学長やアラビア語学科の蘇怡文主任、同学科の馬穆徳(Mahmoud Abdeldeen)准教授、外交部(外務省)西アジア・アフリカ局の鄭泰祥元大使、文化部(文化省)文化交流局の桂業勤局長、サウジアラビア商務弁事処代表のAdel Fahad A. Althaidi氏、ヨルダン商務弁事処処長のNabeel Al-Tel氏、オマーン王国駐華商務弁事処処長のSulaiman Sultan Salim AI Mughairy氏といった来賓が出席し、共に開催を祝いました。

世界アラビア語デーは、1973年12月18日にアラビア語が国連の公用語に加えられたことに由来します。この美しい言語をたたえ広めるため、毎年12月18日が世界アラビア語デーと定められました。

李蔡彦学長はアラブの伝統衣装を身に着けて次のようにあいさつしました。「アラビア語学科の歴史は古く、台湾唯一のアラビア語を教える学科として、台湾のために長年にわたり多くのビジネスや外交人材を育成してきました。今回、このような素晴らしい展示開催で、学生のアラブ文化への理解が進むことについて、アラビア語学科の蘇怡文主任、馬穆徳准教授の努力に大変感謝します」。また、李学長は、政治大学は多様な文化を重視しており、毎年異なる国の文化に関する特別展を開催するとした上で、学生が見学して国際的視野を広めるよう呼びかけました。

馬穆徳准教授は今回のイベントについて、多様なアラブの衣服を展示し、アラブの衣服に対するステレオタイプを打ち破ることに力を注いだと紹介。奥深い内容を分かりやすく解説し、実際の衣服を展示することで、フィルターのかかっていない本当のアラブを垣間見ることができるとしています。12月19日から21日の3日間、同大学の達賢図書館ホールで開催。全ての展示に中国語と英語、アラビア語の説明がつけられました。また、デジタル・ヒューマニティーズの実践として、ポスターに記載されたQRコードからアラブの歴史や文化など、興味深い資料にアクセスできるようになっています。

ヨルダン商務弁事処処長は、アラビア語は世界で最も広く伝わり、多くの人が話す言語の一つであり、1日約4億5000万人近くの人がアラビア語を話していると説明。また、人類の長い文明発展の歴史において、さまざまな面で大きな影響を与えていると述べました。

開幕セレモニーの終わりには、アラビア語学科が招いた上級顧問の林楠松氏によるアラビア書道が披露され、アラビア語学科の学生がアラビア語の詩歌を朗読。視覚的にも聴覚的にもアラビア語の美を表現しました。

(写真は国立政治大学提供)