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仏クレルモンフェラン国際短編映画祭、台湾に注目 短編など67作品を上映

  • 日付:2023-02-03
仏クレルモンフェラン国際短編映画祭、台湾に注目 短編など67作品を上映

フランス・クレルモンフェランで1月27日に開幕した映画祭「クレルモンフェラン国際短編映画祭」で、今年の焦点を当てる国「カントリー・イン・フォーカス」に台湾が選ばれています。台湾映画計67作品が8つの上映プログラムで上映され、台湾の多元的な創作エネルギーを伝えています。

期間中に上映される台湾の作品は、短編59本、VR作品5本、国際コンペティション作品3本です。映画祭側によれば、1つの焦点国に8つのプログラムが設けられるのは異例だといいます。

1月31日に映画祭の夕食会が開かれ、呉志中駐仏代表(大使に相当)やクレルモンフェラン市のオリビエ・ビアンチ市長らが出席しました。会場には中華民国国旗やフランス国旗、欧州旗が並べて置かれました。

ビアンチ氏は中央社の取材に「台湾映画はとてもバラエティーに富んだ映画。だからわれわれは敬意を払い、焦点国として招く必要があった」と台湾映画を称賛しました。同映画祭プログラミングディレクターのカルミン・ボレル氏はかつて2度訪台した際に若い監督や映画学校、映画祭などを含めて台湾の「強烈なエネルギー」を感じたと明かしました。自身の文化を世界各地に伝えたいという渇望が台湾の若者にみなぎっていることから、「台湾を焦点国にしなければならない」と帰国後に同僚に伝えたとのことです。

特別講座の講師として招かれた映画監督のミディ・ジー(趙徳胤)さんは「台湾の短編映画はとてもすごい。率直に言えば長編よりもすごいと思う。なぜならば決まりに縛られていないから」と話します。同映画祭の国際審査員を務める俳優で脚本家のウー・クーシー(呉可熙)さんは「台湾の声は台湾とつながれると思う。台湾の食べ物や映画、優秀な映画制作従事者を皆さんに知ってほしい」と台湾映画が世界に注目されるよう期待を寄せました。

同映画祭は2月4日まで開かれます。