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日本時代から残る“鉄道の病院” 修復に向けた骨子まとまる

  • 日付:2016-06-21
日本時代から残る“鉄道の病院” 修復に向けた骨子まとまる

鄭麗君文化部長(文化相)は6月20日、日本統治時代の1935(昭和10)年に建設され、"鉄道の病院”と呼ばれた台湾鉄路管理局(台鉄)の元車両基地、台北機廠(台北市)の修復について、交通部(交通省)や台鉄との間で共通認識に達したと明かしました。文化部(文化省)は所有者の台鉄から同地を借用する形で修復を進め、鉄道博物館として再活用する方針です。

台北機廠の全域を修復の対象範囲とし、作業は段階的に実施する計画です。文化部は、修復の様子を一般に随時公開し、文化資産と修復、再活用への認識を高めてもらいたいとしています。

賀陳旦交通部長は、技術や環境の変化で車両基地としての役目を終えた台北機廠が時間の経過によって文化資産に昇華され、台鉄の価値を高めるのに貢献したことに言及しました。また、産業博物館の成功例として台湾の文化施設を豊かにできればと語りました。