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林舜龍氏の「種子船」、瀬戸内国際芸術祭に出品

  • 日付:2016-01-16
林舜龍氏の「種子船」、瀬戸内国際芸術祭に出品

芸術家・林舜龍氏の「跨越国境(国境を越えて)」シリーズの作品が、台湾の文化部の国際共同制作計画の助成を受け、2016年3月20日から開催される「瀬戸内国際芸術祭2016」に出品されます。林氏の同芸術祭参加は3度目。


前回の2013年に出品された「跨越国境・海」の「種子船」が今回、香川県高松港に戻り、メーン会場に恒久展示されます。


「種子船」は、海を漂流して種子を散布させるゴバンノアシという植物の種子をモチーフに、流木を用いて創作したアート作品。前回の同芸術祭出品後、台湾に戻って2014年宜蘭国際子どもフェスティバルにも展示されました。


林氏は、「ゴバンノアシの種子が海を漂流して陸に辿り着き、どの地でも枝葉を広げるのは、人の移動と同じ。海は互いを隔てるものではなく、移動を媒介するものであり、世界はみな家族、芸術は人と人を柔軟に結びつけるものだ」と述べています。


今回展示されるグレードアップした「種子船」は、流木のほか、台湾の原生木や南洋の木材を素材に制作。海を渡るイメージと、台湾の山林の縮図を表現しています。


今年の「瀬戸内国際芸術祭」の夏、秋の会期中、「跨越国境」シリーズ作品は、台南度小月の担仔麺や、現代舞踏家の呉建緯氏、原住民(先住民)歌手の雲力思氏、詩人の許悔之氏らのパフォーマンスとコラボし、台湾の多様な文化を伝えます。


http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/Beyond_the_BordersMountain


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