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台湾金馬奨、最多受賞はホウ・シャオシェン監督作 妻夫木聡も喜びの笑顔

  • 日付:2015-11-21
台湾金馬奨、最多受賞はホウ・シャオシェン監督作 妻夫木聡も喜びの笑顔

中華圏で最も権威ある映画賞の一つ「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の第52回授賞式が21日、台北市内で開催されました。ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「黒衣の刺客」(刺客聶隠娘)は、フィクション映画作品賞や監督賞など5部門を制し、最多受賞となりました。


式典には同作に出演した日本人俳優の妻夫木聡さんも出席。舞台裏で取材に応じ「こんなにうれしい瞬間に立ち会えて幸せ」と笑顔を見せました。妻夫木さんは主演男優賞のプレゼンターも務め、候補者の名前を中国語で読み上げると、会場は和やかなムードに包まれました。


日本人としては、映画美術監督の種田陽平さんと音楽家の半野喜弘さんがそれぞれ美術デザイン賞、オリジナル映画音楽賞にノミネートされていましたが、受賞はならず。日本統治時代に台湾で生まれた日本人の姿を追った映画「湾生回家」もドキュメンタリー作品賞の候補に挙がっていましたが、賞は逃す結果となりました。


今回は台湾映画が正式コンペティションの全22部門中、12部門を制覇し、近年で最高の成績を収めました。