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日本の自然・野生生物映像祭で台湾のドキュメンタリー2作品が受賞

  • 日付:2015-08-25
日本の自然・野生生物映像祭で台湾のドキュメンタリー2作品が受賞

台湾の公共放送、公共テレビ(公視)と猛禽類の研究団体「台湾猛禽研究会」がそれぞれ手掛けたドキュメンタリー作品「成功という名の町~漁師たちの物語~」(戦浪:人与魚的栄誉対決)と「トビ 空の彼方へ」(老鷹想飛)が8月24日、東京都内で行われた「第12回世界自然・野生生物映像祭」の授賞式で賞を獲得しました。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの朱文清主任は2作品が受賞したことに喜びを示し、国民とこの栄誉を分かち合いたいと話しました。


同映像祭は世界から広く公募した自然や野生生物を題材とした映像作品を通じて環境問題への関心向上を目指すもので、NPO法人、地球映像ネットワークが主催しました。今回は112の国・地域から1800本以上の作品が寄せられました。


漁民の生活を映し出した公共テレビの「成功という名の町~漁師たちの物語~」は「自然との共生賞」を受賞しました。見る人を心の底から感動させる作品で、美しい抒情詩のようだと評価されました。


一方、梁皆得監督が23年をかけて完成させた「トビ 空の彼方へ」は「環境保護賞」を獲得しました。同作は台湾のトビが激減している原因を探る男性の姿を追った作品です。審査員は製作に長い時間が費やされ、トビへの愛や粘り強さを感じさせるとコメントし、その信念や努力に敬意を示しました。


梁監督は「賞をとれて嬉しい」と喜びを見せました。梁監督の受賞は今回で2度目になります。今年の映像祭ポスターには、前回の受賞作「山林魅影-林チョウ」の写真が使用されており、梁監督は二重に光栄に感じると語りました。(チョウ=周へんに鳥)