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台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、6月12日にオープン 「台湾ウィーク」 台湾民謡が東京で土着の香りを放つ

  • 日付:2015-06-03
台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、6月12日にオープン 「台湾ウィーク」 台湾民謡が東京で土着の香りを放つ

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは6月12日に開館します。開館に合わせて開催されるイベント「台湾ウィーク」では、6日間にわたり南管や閩南、台湾原住民・客家歌謡のパフォーマンスグループが台湾の最もパワフルな音楽を披露し、台湾文化の真髄と素晴らしさを日本の観客に伝えます。


同代表処台湾文化センターは、台湾と日本の文化交流を深めるため、東京・虎ノ門に移転します。日本で台湾の文化ブランドを広めていく役割を明確化するため、名称を「台北駐日経済文化代表処台北文化センター」から「台北駐日経済文化代表処台湾文化センター」に変更しました。新拠点の開幕は同代表処台湾文化センターの新たな位置づけおよび再出発の宣言となります。文化部の洪孟啓部長は6月3日、台湾ウィークへの出席に先駆けて行われた記者会見で、「台湾は中華文化が集積した豊かな土地で、閩南人や客家人、台湾原住民らによってさらに多様で豊かな養分が加えられました。自由で民主的、開放的な思想と創造性もあります。文化部はこれらの素質を国際社会や日本の人々に伝え、広めていきたいと考えています」と述べました。


洪部長は、文化交流には全ての和諧と美しい可能性が秘められていると強調した上で、台湾文化センターが日本の人々に台湾の特色のある中華文化に触れてもらうきっかけとなるほか、前衛で開放的な芸術作品や創意を体験してもらえるプラットホームや島と海をつなぐ文化基地、さらには互いが対話し、見つめ合える場所になれればと語りました。


この意義深い瞬間を盛り上げるため、同センターは今年5月に静岡で公演を行い、高評価を得たダンスカンパニー「無垢舞踏劇場」を招き、12日の開幕式前に「醮・献香」を上演します。パフォーマンスでは台日の文化交流がさらに深化し、両国民の友情が新たな一歩を踏み出すよう祈りが捧げられます。このほか、台湾民謡の権威とされる芸術家の王心心さんや陳明章さん、台湾を代表する音楽賞の金曲奨受賞経験を持つ雲力思さんや桑布伊さん、羅思容さん、「台原偶戯団」や「采風楽坊」などが前衛的かつ土着で、驚きを与えながらも優しい音域と最も魂に響くリズムを披露します。


台湾ウィークでは写真展「古い写真を通して台湾を知る-台湾の懐かしい風景と人々の生活1930s~1970s-」も開催されます。1930年から1970年の台湾と人々の姿を紹介し、日本の人々に時を越えて台湾の文化の記憶を見てもらい、歌謡曲にこめられた地元に対する感情や思い出を感じてもらいます。


同代表処台湾文化センターは2010年に設立されました。将来的には小さいながらも美しい文化スペースで両国の重要な文化交流を生み出し、写真や映像、伝統芸能、文化などの台湾の特色あふれるソフトパワーを通じて日本の人々の心の扉を開ければと願っています。同センターの公式ホームページ:http://jp.taiwan.culture.tw/



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