メインのコンテンツブロックにジャンプします

日本式家屋を活用した「斉東詩舎」が台湾文学作品の拠点に

  • 日付:2014-04-15
日本式家屋を活用した「斉東詩舎」が台湾文学作品の拠点に

文化部は、詩歌などの台湾文学の拠点「斉東詩舎」を、今年7月に一般開放することを明らかにしました。


この建物は、台北市斉東街にあり、日本統治時代に官僚の宿舎として建てられた日本式家屋で、戦後は王叔銘空軍総司令の自宅として使用されました。このたび中部の企業家が 5000万台湾元(約1億7000万円)を寄付し、今後3年間にわたって詩に関する創作や交流などの取り組みが行われることになりました。


龍応台文化部長は、詩の創作力や影響力、将来性を高めるために、「詩のルネサンス」と題した3カ年計画で育成、深化、内外への普及を図りたいと目標を掲げました。また、昨年秋から実施している一般市民のオーラル・ヒストリー(口述歴史)の収集・公開データベース「国民記憶庫:台湾故事島」の関連設備も置かれる予定です。


「斉東詩舎」は今年7月にオープンする予定。開館を記念して詩にまつわる特別展示を実施する計画で、文化部ではこの機会にさらに詩に親しんでもらえればとアピールしています。



0415 poetry-2.jpg