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台湾映画「軍中楽園」 5月に日本公開へ 軍の慰安施設が舞台

  • 日付:2018-02-07
台湾映画「軍中楽園」 5月に日本公開へ 軍の慰安施設が舞台

台湾映画「軍中楽園」が5月に日本で公開されることが決まりました。同作は台湾と中国大陸の間で軍事的緊張が高まっていた1960年代の金門島を舞台に、国軍兵士や娼婦らの姿を描いた作品で、台湾のアカデミー賞と言われるゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)をはじめ、世界の映画祭に出品され話題となりました。しかし、軍における売春宿を扱った内容がタブー視され、日本での公開が危ぶまれていました。


メガホンを取ったのはニウ・チェンザー(鈕承沢)監督。台湾映画の巨匠、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督が編集を担当しました。主要キャストは「モンガに散る」に主演したイーサン・ルァン(阮経天)のほか、女優のアイビー・チェン(陳意涵)、中国大陸の実力派俳優チェン・ジェンビン(陳建斌)、女優のレジーナ・ワン(万茜)など。台湾では2014年に公開されました。


ニウ監督は、「このテーマは私が選んだのではない、このテーマに選ばれたのだ」とした上で、歴史から葬られた一人一人の物語や愛、言葉にならない悲しみを映画を通して伝えたいという気持ちをつづったコメントを発表しています。 


同作は5月から日本全国で順次公開されます。