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台湾社会描いた「オン ハピネス ロード」がグランプリ 東京アニメアワード

  • 日付:2018-03-16
台湾社会描いた「オン ハピネス ロード」がグランプリ 東京アニメアワード

台湾のアニメーション映画「オン ハピネス ロード」(幸福路上)が「東京アニメアワードフェスティバル2018」(3月9日~12日開催)で、コンペティションの長編部門グランプリを受賞しました。12日に授賞式が行なわれ、同作を手掛けたサン・シンイン(宋欣穎)監督は、同作がより多くの国で上映され、全世界に台湾の感動的な物語を見てもらえればと期待を寄せました。 


同作は一人の台湾人少女の成長を通じて80年代から現代までの台湾社会の移り変わりを描き、幸せとは何かを探った作品です。投資家と映画製作者のマッチングを図るイベント「金馬創投会議」(FPP)で2013年にその企画案がグランプリを受賞し、4年の年月を経て完成しました。昨年の金馬映画祭(金馬影展)では閉幕作に選ばれました。台湾では今年1月に一般公開されています。女優のグイ・ルンメイ(桂綸[金美])が主役の声優を務めました。 


東京アニメアワードフェスティバルは新たな人材の発掘や育成、アニメーション文化と産業の振興に寄与することを目的に、日本動画協会主催、東京都の共催で開催されており、今回で5回目となります。コンペティション部門は日本国内で未興行の世界のアニメ作品を対象とし、長編と短編それぞれに分けて審査されました。今年は58の国と地域から計731作品の応募が寄せられました。