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台湾初の「漫画基地」、台北に誕生 漫画産業の発展を後押し

  • 日付:2019-01-30
台湾初の「漫画基地」、台北に誕生 漫画産業の発展を後押し

漫画・アニメに特化した台湾初の文化スペース「台湾漫画基地」が124日、台北市華陰街で正式に開館しました。漫画関連の展覧会を不定期に開催するほか、国産漫画の販売コーナーや漫画家の創作スペース、業種を超えたマッチングの場を設けるなどし、台湾の漫画産業の発展を促進する役割を担います。初日に来場した台湾の漫画家らは拠点の誕生に喜びを口にしました。

 

漫画家の阮光民さんは、台湾の漫画家はこれまで遊牧民のようで、安定感がなかったと前置きした上で、漫画基地について、決して広くはないものの存在の意義は広さに勝ると喜びをにじませました。葉明軒さんは海外の漫画家と交流する機会が生まれることを期待していると話しました。

 

同館では台湾漫画の発展の軌跡を紹介する特別展「台漫60~尋找軌跡」が125日から228日まで開催されます。19582018年までの各世代の漫画家40人余りの代表作を集め、史料や原稿を展示しています。1960年代後半から戒厳令が解除された87年まで続いた漫画の審査制度についても取り上げ、政府の審査に合格した作品に発行された証書を目にできるほか、3Dや拡張現実(AR)などを運用した展示やゲームなども楽しめます。


毎週月曜と祝日、旧正月期間(247日)は休館。入場無料。