メインのコンテンツブロックにジャンプします

台湾の市場のイメージを東京ビッグサイトへ

  • 日付:2019-03-26
台湾の市場のイメージを東京ビッグサイトへ

台湾でお馴染みのバッグ「ガージ」を産地直送 台湾の市場のイメージを東京ビッグサイトへ


文化部(文化省)は435日に東京ビッグサイトで開かれる「第9回ライセンシングジャパン」に台湾パビリオンを出展します。台湾の出展は3年連続で、今回は10組の台湾オリジナルキャラクターが一堂に会します。台湾のキャラクターを日本に紹介すると同時に、異業種連携の新たな可能性を切り開くことをねらいます。台北市内で226日、台湾パビリオンに参加する業者を集めた記者会見が行われました。

 

台湾パビリオンは、台湾クリエーティブ産業の海外進出を支援する文化部のプロジェクト「Fresh Taiwan」の主導で出展されます。今回のメーンビジュアルは、台湾の市場で買い物かごとして使われるメッシュバッグで特徴的な赤、緑、青の3色を基調に、食文化や市場といった台湾を代表する要素を取り入れました。「厳選した新鮮さを産地直送で」をコンセプトに、台湾のキャラクターの魅力を伝えます。ブースでは、AR(拡張現実)技術を活用し、来場者がキャラクターとのコミュニケーションを楽しめる仕組みも導入されます。

 

10組のキャラクターのうち、タコクマや三猫倶楽部、レディービーンズ、バウンスの4組のキャラクターが初出展となります。タコクマはオーウェン(蔡イ信)さんがイラストを、アリス(李郁ショウ)さんが物語を担当するキャラクターで、2人が京都で語学留学中の201510月ごろ生まれました。アリスさんによれば、京都で多くの手作り市が開催されているのを背景に、新たなアイデアで消費者との接点を持てないかと考え、キャラクターを生み出したといいます。海外の商談展出展は初めてで、オーウェンさんは「とても期待している」と笑顔を見せました。日本観光に関するブログを運営しているというアリスさんは、観光やグルメなどの分野でのコラボレーションの機会獲得を目指したいと語りました。絵本を中心に展開しており、公式サイトでは日本語版の絵本が公開されています。(イ=王へんに韋、ショウ=女へんに捷のつくり)

 

今回出展されるキャラクターの一つ、ヤメメ(閻小妹)には昨年末、日本のテレビ番組の代理業者からライセンス許諾に関して問い合わせがあったといいます。ヤメメを手掛けるザンザス・アニメーション・スタジオ(冉色斯動画)の姚孟軒マーケティング企画ディレクターは「まだ話し合いの段階」としながらも、今回の出展を通じてキャラクターの日本での認知度がさらに高まることに期待を寄せました。ヤメメはバーチャルユーチューバーとしても活躍中で、現在は中国語のみに対応していますが、将来的にはヤメメが日本語でも話すようにする予定だとしています。


› http://ulicensing.udnfunlife.com/event/FreshTaiwan2019/japan