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台北映画祭、予定通り開幕 観客入れた映画祭は新型コロナ拡大以降世界初

  • 日付:2020-06-26
台北映画祭、予定通り開幕 観客入れた映画祭は新型コロナ拡大以降世界初

台北市文化局や台北市文化基金会などが共催する「2020台北映画祭」(台北電影節)が6月25日、台北市内で開幕しました。会場に観客を入れて作品を上映する従来の形式で大型の映画祭が開催されるのは、新型コロナウイルスの感染拡大以降世界で初めてです。

台北映画祭は台湾映画を中心に、アジアや世界の作品を集めて上映する映画祭です。開催は今年で22回目となります。台湾人または台湾に拠点を置く監督の作品を表彰する「台北映画奨」や、世界の新鋭監督の作品を対象にした「国際新監督コンペティション」も実施されます。今年はコロナの影響で大型の屋外上映イベントは取り止め、海外の映画人の招聘も中止しました。

中山堂で開かれた開幕作「無声」の上映には、1000人を超える観客が詰めかけました。映画祭主席を務めるリー・ピンビン(李屏賓)氏は上映前のあいさつで、今年の映画祭の準備はコロナの影響で例年に増して大変だったと告白。一方で、前売り券の販売が昨年に比べて増加したことを明かし、行動で支持を表明した映画ファンに感謝を述べました。

同映画祭は7月11日まで、台北市内の3カ所の会場で作品の上映が行われます。台北映画奨の授賞式は7月11日に中山堂で開かれます。