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アニメや漫画の美を探る展覧会、台北で開催 台日など 5 カ国の芸術家が 出展

  • 日付:2021-08-25
アニメや漫画の美を探る展覧会、台北で開催 台日など 5 カ国の芸術家が 出展

アニメーションや漫画の美学を伝える展覧会「動漫未来」(Animamix Flux)が台北市の誠品画廊で8月7日から開かれています。台湾や日本などアジア5カ国・地域の芸術家計25人が手掛けた100点余りの作品を展示し、芸術や美学の融合によって新たな境地を切り開いたアニメや動画の美の新たな可能性を探ります。誠品画廊の公式サイトではオンライン展示室が公開されており、展示風景を見ることができます。

誠品画廊は、日本の漫画やアニメ的表現を進化させた作風で世界的に注目されるアーティスト、松浦浩之さんの個展を2007年に初開催したのをきっかけに、漫画やアニメの美学に関心を寄せています。今回の展覧会では台湾や日本、韓国、マカオ、マレーシアの芸術家の作品を展示。日本からは松浦さんのほか、堀越達人さん、U-dieさん、牛木匡憲さんの計4人が参加しています。

日本から参加した芸術家の一人である堀越さんは、自身の作品は内省的なものが多いものの、今回は新型コロナウイルスという不安な状況下での開催であることを背景に、「ポジティブさを全面に押し出し、アートの楽しさをより感じてもらえるような作品を制作した」と語ります。堀越さんはこれまでに台湾で20回以上展示を行うほか、台湾のシンガーソングライター、イェン・ジュエ(厳爵)さんのアルバムジャケットを手掛けるなど、幅広く活躍しています。今回の出展作について「いつも以上にアニメや漫画のキャラクターを意識した」とし、「普段は美術の展覧会を見ない若い世代の人たちにも親しみを感じてもらえるのではないか」と期待を寄せました。

展覧会「動漫未来」(Animamix Flux)は誠品生活松煙店内の誠品画廊で9月4日まで開催。入場料は180台湾元(約700円、窓口購入の場合)。