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故宮など国立博物館3館が共同で特別展 漢民族や先住民族の共通点探る

  • 日付:2022-01-17
故宮など国立博物館3館が共同で特別展 漢民族や先住民族の共通点探る

北市の国立台湾博物館で13日、同館と国立故宮博物院、国立台湾歴史博物館の3館が共同で実施する特別展が始まりました。それぞれが収蔵する漢民族の庶民や台湾を統治した中国の官僚、原住民(先住民)族に関する文物を展示し、各民族の文化的共通点を探ります。

3館が共同で特別展を開くのは今回が初めてです。計482点の文物が貨幣や文字、喫煙具、女性の装飾品など10のテーマに分けて展示されます。

発起人となった故宮博物院の呉密察院長はあいさつで、3館の収蔵品はその設立年、設立主旨などによって全く異なるため、隔たりを適度に打ち破って各館の収蔵品を一緒に陳列し、新たな時代と対話できる機会をつくりたかったと語り、今後も別の博物館と協力していきたい考えを示しました。

台湾歴史博物館の張隆志館長は、展示を通じて台湾の豊かな過去に考えを巡らせてもらい、未来に進んでいければと話しました。

特別展「看見蔵品裡的原、民、官:故宮、台博、台史博三館聯合特展」は529日まで開かれます。