メインのコンテンツブロックにジャンプします

台北映画祭、コンペティション部門出品作品発表 台湾からは2作品

  • 日付:2017-05-16
台北映画祭、コンペティション部門出品作品発表 台湾からは2作品

6月29日に開幕する第19回台北映画祭(台北電影節)の国際新監督コンペティション部門の出品作12作品が5月10日に発表されました。台湾からはホアン・シンヤオ(黄信堯)監督の「大仏普拉斯」とホアン・シー(黄熙)監督の「強尼・凱克」の2作品がノミネートされています。



両作品の製作には台湾映画界の大御所も参加しています。「大仏普拉斯」でエグゼクティブプロデューサーを務めるのはチョン・モンホン(鍾孟宏)監督です。チョン監督は中島長雄名義でカメラマンも担当しています。「強尼・凱克」にはホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の製作チームが全面的に参加し、ホウ監督はエグゼクティブプロデューサーを担当しています。



「大仏普拉斯」は、レオン・ダイ(戴立忍)らをキャストに招き、社会の隅で生きる中年男性が工場オーナーのドライブレコーダーを盗み見たのを発端に不可思議な連鎖反応が起こり、工場にあった大仏までもが騒ぎに巻き込まれるという物語を描きました。2015年の同映画祭で上映された短編「大仏」がベースになっています。



「強尼・凱克」は3つの孤独な魂とその繊細な感情の動きを通じ、若い世代の製作者の目線で現代社会の変化と落胆を表現しています。出演はクー・ユールン(柯宇綸)などです。



同コンペティションは新人監督を対象としており、応募作品は監督の長編デビュー作もしくは2作目に限られます。台湾から入選した2作品はいずれも両監督の長編フィクションデビュー作です。今年は世界各地から過去最多の500作品以上の応募が寄せられました。