映画「太平輪」のプレミアが2日、台北市内の映画館で行われ、ジョン・ウー(呉宇森)監督をはじめ、出演者の金城武、ホアン・シャオミン(黄暁明)、ソン・ヘギョらが出席した。スターの姿を一目見ようと、600人のファンがつめかけた。
会場には約500万台湾ドル(約1900万円)をかけて、映画の舞台となる大型旅客船のセットが再現された。
劇中で中国語、台湾語、日本語の3言語を使った演技を披露した金城は、司会者に促されると、日本語でも「こんばんは」とあいさつをし、日本からのファンを喜ばせた。
ウー監督作品への金城の出演は、「レッドクリフ」以来となる。監督は金城について、「どのセリフやシーンにおいても素晴らしい意見を出してくれ、 (撮影中は)主要キャストだけでなくエキストラとさえも仲良くしており、とても親切な人だ。将来的にはコメディ映画を一緒に撮りたい」と語った。
同作は1949年に起きた大型旅客船沈没事故を題材とし、3組のカップルの愛情を描いている。前編となる「太平輪:乱世浮生」は台湾で12月5日に公開される。