国立故宮博物院(台北市)で"国宝級”とされる人気の展示品「肉形石」が10月7日から九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開かれる特別展「台北 国立故宮博物院 -神品至宝-」に出張展示されます。これに合わせて、台北では普段は公開されていない秘蔵のヒスイの白菜など3点が特別展示されることになりました。
九博での「肉形石」の展示日程(10月7日~20日)に合わせ、9月30日から10月23日まで特別公開されるのは「翠玉小白菜」、「翠玉白菜花挿」、「園蔬図玉筆筒」など3種類の玉器やヒスイでできた白菜です。
ヒスイの白菜のデザインは清代中期以降に流行し、民間では縁起物として扱われました。「翠玉小白菜」は葉の上にカマキリが彫りこまれているもので、高さ13.4センチ、幅8.9センチ。「翠玉白菜花挿」は高さ9.9センチで中心部に穴が開いています。
故宮によりますと、これらのヒスイの白菜などは期間中、おなじみの「翠玉白菜」と同時に展示されるということです。