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森美術館「リー・ミンウェイとその関係展」(9/20~1/4)

  • 日付:2014-09-20
森美術館「リー・ミンウェイとその関係展」(9/20~1/4)

参加するアート 見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる



参加型アートで知られる台湾の芸術家、リー・ミンウェイ(李明維)の、20年にわたるプロジェクトを一挙公開。



リー・ミンウェイは「関係性」に注目した観客参加型の"リレーショナル・アート”で注目されてきたアーティスト。「リー・ミンウェイとその関係展」は、 リー・ミンウェイの過去20年間の代表的なプロジェクトが一堂に会する初めての機会であり、「見る」だけでなく、「話す」、「贈る」、「書く」、「食べ る」といったさまざまな方法で参加することでできあがるアートなのです。また、リー・ミンウェイの作品の歴史的、文化的な関係やつながりを考えるため、白 隠、小沢剛、アラン・カプローなど古今東西のアーティストの作品も展示します。



Section 1

関係性、つながり、あいだについて考える

《プロジェクト・繕う》(2009) 話す

みなさんの持ち込んだ衣類を、アーティストやホストが繕いながら、会話します。そのつながりがカラフルな糸のインスタレーションに!



Section 2

歩く、食べる、眠る―日々の営みを再考する

《プロジェクト・ともに食す》(1997) 話す 食べる

くじ引きであたった方だけ、アーティストやホストと一対一で食事しながら話します。場所は閉館後の美術館内!



Section 3

パーソナルな記憶から、歴史、文化、社会のつながりを考える

《プロジェクト・手紙をつづる》(1998) 書く

言えなかった「ありがとう」や「ごめんなさい」を手紙に託します。郵送するか、他の人に読んでもらうかはあなたの自由です。



《ひろがる花園》(2009) 贈る

ギャラリー内でお花を差し上げます。ただし、帰り道にそれを見知らぬ誰かにあげてください。



《布の追想》(2006) 見る

さまざまな人の思い出の布にまつわるストーリーと写真を、大切に木箱に入れて展示します。



リー・ミンウェイ 李明維

1964 年、台湾・台中生まれ。現在ニューヨークを拠点に活動。見知らぬ他人同士がそれぞれ信頼、親密さ、自己認識などの意味を探ることを目的とした参加型のイン スタレーションと、作家と観客が一対一で食事、睡眠、会話などの行為を共にするというイベント的な作品の両方で知られる。これらのプロジェクトは人々が 日々交流することで、さまざまなかたちに変化する。



●森美術館「リー・ミンウェイとその関係展」

【会期】2014年9月20日(土)~2015年1月4日(日)

【会場】森美術館

    東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階

【開館時間】10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで)

       ※入館は閉館時間の30分前まで。※会期中無休

【入館料】一般1,500円(前売1,200円)、学生〔高校・大学生〕1,000円(前売900円)、子供〔4歳~中学生〕500円

【主催】森美術館

【共催】台湾文化部

【後援】台北駐日経済文化代表処・台北文化センター

【お問合わせ】森美術館 03-5777-8600(ハローダイヤル)



●関連イベント

アーティストトーク ※日英同時通訳付

展覧会のために来日するリー・ミンウェイが、これまでの制作活動について語ります。

日時:2014年9月20日(土)14:00~15:30

出演:リー・ミンウェイ 会場:森美術館展示室内



シンポジウム ※日英同時通訳付

日時:2014年11月14日(金)19:00~21:00

会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)



パフォーマンス《砂のゲルニカ》

1937年、スペイン内戦中の空爆を題材に描かれたピカソの《ゲルニカ》。これを砂絵で描いたリー・ミンウェイの《砂のゲルニカ》では、この日、観客やパフォーマーが上を歩くことで徐々にイメージが消失し、この世の無常観を伝えます。

日時:2014年11月16日(日)正午から日没まで 会場:森美術館展示室内



イベントの詳細は森美術館ウェブサイトをご参照ください。

http://www.mori.art.museum/contents/lee_mingwei/index.html