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台湾人画家、民俗文化を日本に紹介 独特の手法で表現=東京で展覧会

  • 日付:2018-06-20
台湾人画家、民俗文化を日本に紹介 独特の手法で表現=東京で展覧会

台湾人画家、曽郁文さんの作品を紹介する展覧会が615日から、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都)で開かれています。地域を守る神様「土地公」と虎の姿をした神様「虎爺」を冥銭(紙銭)に描いた作品など絵画13点を展示し、独特の手法で制作した作品を通じて台湾の民俗文化を日本の人々に紹介しています。 

1954年、南部・台南で生まれた曽さん。自宅の近くに廟があった関係で、幼い頃から台湾の宗教や民間信仰に触れて育ったそうです。その影響で、曽さんの作品には台湾の風景や文化をテーマにしたものが多くあります。台湾の神様や先住民を描いた作品は過去に東京都内の美術館で展示されたこともあります。 

開幕式が15日に開かれ、芸術界の来賓やメディア関係者などが出席しました。書面であいさつの言葉を寄せた謝長廷・駐日代表(大使に相当)は曽さんの作品について、芸術の枠を超え、独特の趣を備えていると称賛しました。あいさつは同センターの朱文清主任によって代読されました 

式典の後には、曽さん自らが作品解説を行いました。曽さんは作品を解説しながら、それに聞き入る来賓の姿を写真に収め、「これも創作の一部」だと笑顔を見せていました。

展示は720日まで続けられます。