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台北で漫画フェス 漫画家100人が台湾グルメをモチーフに神獣描く

  • 日付:2018-10-09
台北で漫画フェス 漫画家100人が台湾グルメをモチーフに神獣描く

台湾のオリジナル漫画の魅力を発信する「第2回台湾漫画フェスティバル」が10月5日、台北市の松山文創園区2号倉庫で始まりました。今年のテーマは幻想的な視覚の饗宴です。展示エリアの一つ「美食神獣録」では、100人の漫画家が牛肉麺や鉄蛋(ウズラや鶏の卵の醤油漬け)など100種類の台湾グルメをモチーフにそれぞれ描いた神獣の掛け軸が展示され、話題を呼んでいます。


海外の作品を集めたコーナー「国外名家美食図展区」では、日本や中国、香港、マカオなどの漫画家が、好みの台湾グルメを絵に表しました。香港漫画の父と呼ばれる黄玉郎氏からは、男性がテーブルいっぱいに並べられた牛肉麺やタピオカミルクティー、台湾風フライドチキン(鶏排)などをせわしなくほおばる姿を描いたユーモラスな作品が寄せられました。


イベントでは展示のほか、プロの漫画家による作画指導、サイン会、フォーラムなども行われます。


文化部(文化省)の蕭宗煌政務次長は開幕式のあいさつで、「漫画は台湾の重要な文化コンテンツになりつつある」と言及した上で、国立故宮博物院(台北市)で6月から9月まで漫画家の故・鄭問さんを記念した展覧会が開催されたことや、米ニューヨークのポップカルチャーイベント「NYコミコン」(10月4~7日)に台湾の漫画・アニメ業者11社が参加することなどを紹介し、台湾が漫画で世界と交流を深めることに期待を示しました。


同イベントは14日まで開かれます。