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陶芸家・林添福さん死去 「竹南蛇窯」創業者 国家工芸成就賞受賞

  • 日付:2019-03-22
陶芸家・林添福さん死去 「竹南蛇窯」創業者 国家工芸成就賞受賞

北部・苗栗県で伝統陶芸を受け継ぐ「竹南蛇窯」を創業した陶芸家、林添福さんが3月20日夜、同県にある自宅で死去しました。94歳でした。薪を使って高温で焼き上げる「柴焼」の研鑽に生涯を捧げ、2016年には伝統工芸の伝承に貢献した人を表彰する「国家工芸成就賞」を受賞しました。13歳で陶芸の道を志し、そのキャリアから「台湾伝統陶芸界の生き字引」とも呼ばれました。


竹南蛇窯は林さんによって1972年に創業されました。蛇窯とは細長く延びた奥行きの深い伝統的な窯です。竹南蛇窯は約3000個のれんがで築かれており、奥行きは23メートルに及びます。保存状態が良く、現役で使用されている蛇窯としては県内唯一です。2002年に同県の歴史建築に登録されました。


息子の林瑞華さんによりますと、添福さんはここ数年病気がちで、入退院を繰り返していたそうです。